こんにちは。きらんです。
今週末はついに蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの1stライブ東京公演。夢を追いかける期間と蓮ノ空の動き出しが重なってしまったこともあり、今回が初参戦。気合は十分です。
というわけで、今回の記事では現状蓮ノ空関連の楽曲の中で一番刺さっている楽曲について記し、来たる蓮ちゃん初現地に向けての機運をつくってまいりたいと思います。
その楽曲は「Yup! Yup! Yup!」。よろしければ、最後までお付き合いよろしくお願いいたします。
雨の降る街
シトシトと雨が降る
この街の真ん中で
そうしたら ねぇ もっともっと
輝けるのかな
「Yup! Yup! Yup!」より
この楽曲の舞台は雨が降る街。金沢は雨の多い街ということもあり、舞台を考えても彼女らに似つかわしい情景になっているように思います。
また「雨」はマイナスな感情の情景描写に多用されます。歌詞の中にある主人公の心の内を見るにも、明るい曲調ながらマイナススタートの楽曲であると言えそうです。
そして、そんな彼女が抱える「不安」に対する考え方の変化がこの楽曲の最大の魅力であるように思っています。
「不安」の定義
今なら意味がわかるよ
不安は本気だからこその反動
I wanna, I wanna, I wanna, I wanna
欲張りだけど 全部全部 宝物
「Yup! Yup! Yup!」より
この歌詞では「不安」が「本気」から来るものであると定義されています。
言わずもがな、「本気」は自分の「やりたい」への熱量から来るプラスの感情です。これまで主人公が抱えていた「不安」がここでプラスな感情と結び付けられることで、この歌詞は楽曲の大きな場面転換の役割を果たしています。
「yup」とは「yes」の砕けた言い方で、肯定の意図を示します。「不安」ですらも前向きなものとして肯定し、次につなげていくこの歌詞は、この楽曲の本質であるとすら定義できそうです。
不安が消えなくても
Ah 不安も消えないけど
信じた分だけ Someday
きっと大丈夫。
「Yup! Yup! Yup!」より
先程の歌詞で「不安」が「本気だからこその反動」であると定義されましたが、まだ楽曲の主人公の「不安」は消えていないようです。
これってものすごくリアルな表現だと思うんですよね。抱え込んだ「不安」ってそんな簡単に払拭されるものではないと思うのです。
そのことをあえて「不安」という同フレーズを用いて提唱しているところに、感情の機微の描き方への信頼感がわきます。
じゃあ、「不安」の理由が分かったことに意味なんてなかったのでしょうか?私が思うに、答えは「No」です。
きっとこの主人公は、「不安」の理由を理解したことで、自分の「本気」を信じることができるようになるのではないでしょうか。自分が「本気」で取り組んできたことに意味なんてなかったのではないのか、そう思わせてくる「不安」に打ち勝って前に進んでいく勇気を主人公にもたらすのではないかと思うのです。
「無理」とか「不可能」とか、そんな言葉を「可能」に変えていくのは、いつだって自分を信じる気持ちです。
雨がいつやむのかはわからないけど
光が差し込み
夢は叶い始めていく...
「Yup! Yup! Yup!」より
雨雲レーダーだって100%正確じゃない。雨がいつやむのかなんて、そんなの誰にも分かりません。
でも、ひとつ言えることは、やまない雨はないということです。
ずっと苦しくても、不安にさいなまれていても、いつかはどんな夢だって叶う。突如空がひらけて、光が差し込むかのように。
だから、夢を叶えるために必要なのは、いつか光が差し込むその瞬間まで、自分の「本気」を信じ続けること。どれだけ辛くても、負けずに前を向いて頑張り続けること。
LALALALALA
最高だね 最高 最高だね
LALALALALA
負けないデス 負け 負けないデス!
「Yup! Yup! Yup!」より
雨ニモマケズ、風ニモマケズ。
「Yup! Yup! Yup!」は、楽曲の主人公の、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの面々の、そしてこの楽曲を受け取ったすべての私たちの「夢」を応援してくれる、そんな一曲であると思っています。