きらんのShooting Voice!!

ちょっと胸おどる素敵なこと なにかあるたび書きとめておくの。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会と光の速さで駆け抜けたこれまでの季節はどうでしたか?

こんにちは。きらんです。

此度の記事では、ハルさん主催の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会6th Live!応援企画「#愛を伝えて生きよう」に寄せて、私なりにコトバを綴っていこうと思います。素敵な企画の主催、ありがとうございます!

今回ピックアップさせていただくのはこのライブで私が一番聴くのを楽しみにしている楽曲である「Wawawa☆What's up!」。この記事では、自分が考えるこの楽曲の素敵ポイントをお伝えできたらなと考えています。

それでは、よろしければ最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

中須かすみさん推しとして。

突飛な考え方ではありますが、私はこの楽曲を中須かすみさん、ないしは彼女の考え方を受け取ったうえで「あなた(高咲侑さん)」が作詞したものであると考えています。

根拠としては、楽曲冒頭の「It's a Wonderland」という言葉です。これまで虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を追いかけてきた面々であれば、中須かすみさんにとって「ワンダーランド」という概念が大切なものであることはある程度承知されていることでしょう。

中須かすみさんにとっての「ワンダーランド」は、彼女のソロ曲「☆ワンダーランド☆」にてこのように定義されています。

ハッピーとスマイルでいっぱいな場所

「☆ワンダーランド☆」より

アニメとしての虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の作品内で「ワンダーランド」という概念が提起されたのは、1期2話「Cutest☆ガール」です。

この話数では、中須かすみさんが同好会を”自分にとっての「ワンダーランド」を叶えられる場所”であると定義し、リスタートを切る様子が描かれました。

いろんなかわいいもかっこいいも一緒にいられる、そんな場所が本当に作れるなら...!

そこは絶対、世界で一番のワンダーランドです!

1期2話「Cutest☆ガール」より

そんな彼女にとっての「ワンダーランド」を、同好会という場所で叶えることができたその先で生まれた楽曲が「Wawawa☆What's up!」なのではないかと思うのです。

改めて歌詞を解剖してみると、彼女にとっての「ワンダーランド」を構成する「ハッピー」と「スマイル」の両方が現れていることが分かります。

「キミがいて(Hey!)幸せだ(Hey!)」

どれから伝えようか

Wawawa☆ What's up!」より

君一番の笑顔で All right! We go!

響くよLet's go

Wawawa☆ What's up!」より

この楽曲には「ニョキニョキと」などといった独特なフレーズがたびたび現れますが、それも中須かすみさん由来の成分であると考えれば納得がいきそうです。

不都合はないでしょニョキニョキと

ドコだって始まったらV&R

Wawawa☆ What's up!」より

とはいえ、この楽曲の作詞に中須かすみさんの考え方が関係しているということに対する決定的な根拠は提供できません。所詮「It's a Wonderland」から広げた妄想の域を出ないでしょう。

それでも、こうやって間接的に彼女の望む世界が同好会に実現できた事実を、この作品のひとつの到達点であるOVAの挿入歌という形で伝えてくれたことを、一人の中須かすみさん推しとして嬉しく思わずにはいられないのです。

消えない想いがここにある

私がこの楽曲で一番好きなのはなんといっても歌詞です。

一見おちゃらけた雰囲気のあるこの楽曲のフレーズたちですが、ところどころに素敵なメッセージが散りばめられており、涙を誘われます。

この項では、個人的に好きな歌詞をピックアップして紹介してまいりたいと思います。

(Let's say)Hello!

そう出会えたのが奇跡なら

不可能はないでしょエモエモで

いつだって集まったら♡&V

Wawawa☆ What's up!」より

まずはこのフレーズ。

「出会い(出逢い)は奇跡」という虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の考え方は、First Live!のひとつのテーマソングである「Love U my friends」に通ずるものが感じられます。

出逢えた奇跡は 何より宝物

「Love U my Friends」より

First Live!をリアルタイムで目撃すること自体は叶わなかったものの、その直前期に虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会ラブライブ!との出逢いを果たし、ここまで全霊で追いかけてきた身としては、このフレーズは6th Live!まで駆け抜けてきた彼女らの奇跡の軌跡を思い出させるものとなっています。

また、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の魅力のひとつとして、我々の生き写しである「あなた」という存在がメンバーの一人としてそこに在籍している、といった特異性が挙げられます。

よって、楽曲内における「キミ(君)」へのメッセージを文脈的違和感なく「自分宛のもの」として受け取ることが可能です。このフレーズにおける”出会えた奇跡”は、私たちが虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に感じるのと同時に、同好会のメンバーもまた「あなた」である私たちに感じてくれているのです。

「出会えた奇跡」を感じさせてくれる楽曲はどのラブライブ!シリーズにもありますし、そのすべてが大好きではあるのですが、やはり虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の放つそれは他のシリーズにはない重みを醸し出しているかのように思います。

空はいつもあるから

どこででも笑っててね

Wawawa☆ What's up!」より

次にこのフレーズです。

このフレーズを届けたかった相手として最も似つかわしいのはイギリスへ短期留学をしていた歩夢さんでしょう。

しばらくの間は会うことができないけど、同好会とのつながりは消えないから、広い空でひとつにつながっているから、だから笑顔でいてほしい。そんな思いが込められた一節なのではないかと想像します。

でも、前述の通り、この歌詞の宛先は必然的に「あなた」である我々にも向いてくるわけなんですよね。それを踏まえて歌詞を読むと「空はいつもあるから」という歌詞のなんと素敵な事か。

空は誰の傍にも平等にあるものです。浮かれたあなたのもとにも、悩んでいるあなたのもとにも、幸せなあなたのもとにも、病めるあなたのもとにも。いつでも見上げれば空があって、私たちを見守ってくれている。

この楽曲は、そんなすべてのあなたを見つめて、笑顔でいることを願ってくれます。

アニメ2期13話にて、彼女らはこう言い放ちました。

上手くいかないこともいっぱいあるかもしれないけど、そのときは私たちがいるから!

元気が欲しいときは、会いに来て!

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期13話「響け!ときめき──。」

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、ずっとあなたと一緒にいるよ!

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期13話「響け!ときめき──。」

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、きっといまこの瞬間も、この空を通じて一緒にいてくれている。この歌詞は、いつも落ち込む私にこのコトバたちを想い出させ、笑顔でいさせてくれる大切なフレーズです。

いつだって、虹は雨上がりの空に咲くものです。

キラメく時は 光の速さ

わかってるよ

君とだから(そうだ!)

描ける世界があるコト

僕は忘れてない キミもそうでしょ?

Wawawa☆ What's up!」より

最後にこのフレーズです。

キラメく時は、光の速さ。本当にそうだと思います。

いつだって楽しい時間はあっという間。同好会一同にとっても、アニメ作品内で描かれた一年間は最高に輝いていて、刹那だと錯覚するような季節だったことでしょう。

でも彼女らは忘れていません。君とだから描ける世界があったコト。みんなで一緒に虹の咲く場所をつくれたあの季節のコト。

この歌詞の美しさの根源は「光の速さ」を「忘れていない」ことの本質的な不適合にあると思っています。

光の速さは秒速で292,792.458キロメートルと言われています。ざっくり説明すると、1秒で地球を7.5周する速さです。

もし光の速さで動く乗り物が開発されたとして、そしてあなたがそれに乗って地球7.5周ツアーを行ったとして、終わったあとその想い出を語ることができますか?不可能に決まってますよね。視覚情報の暴力すぎて何も思い出せないはずです。

でも、同好会の面々は、光の速さで見てきたことすべてを心に刻んできたのです。1秒に地球を7.5周するかのようなスピード感で受け取った「君と描いてきた世界」の全てが、輝いていて忘れられないくらいに素敵だったと言っているのです。

Cメロの最後では、「君もそうでしょ?」なんて語りかけてくるこのフレーズ。あなたにとって、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会と光の速さで駆け抜けたこれまでの季節はどうでしたか?

答えは聞くまでもありませんね。せっかくなら、示し合わせはこの楽曲が6th Live!で披露される時まで取っておくことといたしましょうか!