毎日記事投稿も残りわずか。
皆さんこんにちは。きらんです。
4thライブまであと2日。ついに目前に迫った夢の舞台に浮き足立っております。
ライブまでもう間もなくということは、8/3から続けてまいりました毎日記事投稿企画も残りわずかということです。残している楽曲は「A Little Love」「Jump Into the New World」のみとなりました。
最後まで気を抜かず駆け抜けてまいりますのでよろしくお願いいたします。
さて、本題に入ってまいりましょう。本日紹介させていただく楽曲は「A Little Love」。ユニットミニアルバムにおける5yncri5e!のB面曲です。
ユニットミニアルバムの全ての楽曲の中で私が一番好きな楽曲でもあります。私がこの楽曲に抱いている"A Little Love"を、この記事を通して少しでも皆さんにお伝えできれば幸いです。
A Little…?
皆さんはこの楽曲を初めて受け取ったとき、どのような感情を抱きましたか?
私はこう思いました。
「どこが"A Little"やねん。」
サビでEDM長の音楽を纏いながら放たれる「A Little Love」というフレーズには、あまりに大きな愛が詰まっているように感じられたのです。節子、これA Little Loveやない。クソデカ Loveや。
そこで、5yncri5e!の面々が何をもってこの楽曲に込められた愛が「A Little」であると定義したのかについて思いを馳せていこうと思います。
この楽曲には、次のような歌詞があります。
幼くてもほら
キラキラキラキラ 愛だよ
「A Little Love」より
ここに現れている「幼い」というワードが鍵になってきそうです。
というのも、この楽曲の歌詞を構成するフレーズたちは、スクールアイドルのそれとしてはやや大人な印象を我々に与えてきます。
キラリ空は光り
キミとミントキャンディ
タイミング外したハーモニー
緩めに流すミュージック
「A Little Love」より
エスケープして踊ろうよ
回れフィナーレまで
「A Little Love」より
引用したフレーズなんかは、夜にクラブで踊り明かさんとしているような情景を思い起こさせてきますね。
音も併せて楽曲全体を俯瞰すると「主人公視点での大人の世界」が楽曲全体を通して表現されているかのように思えてきます。
だからこそ「幼い」というフレーズが光ると思うのです。この世界において私はまだ幼い。そんな私の「Love」だけど、そのありったけをあげるから、絶対にさせないから、私と一緒にいてほしい。そんな強い想いが込められているように感じられます。
明日世界が終わっても後悔
しない させないよ
「A Little Love」より
ここまでの内容を踏まえて解釈するに、"A Little"を「幼さ」を形容する表現として捉える事ができそうです。
不可能を可能に進化させる「キモチ」
この楽曲では「大人の世界」に飛び込んだ主人公の姿が描かれているという話をしてまいりました。はたして、主人公は順応していけたのでしょうか?
カンペキだね そうでしょ
何もかも揃ってるでしょ
無意識でも重なる
キミのスピードにも
「A Little Love」より
答えは引用したフレーズに記されていました。
カンペキらしい。すごいね(小並感)
注目したいのは「無意識でも重なる キミのスピードにも」という一節。主人公が「大人の世界」に順応していけたのは「大人の世界」の住人であろう「キミ」のスピードに重なって踊ることができたから、と解釈できそうです。
それでは、なぜ「キミ」のスピードに重なることができたのでしょう。
議論の余地がありますが、私はこれを主人公が抱える「キミ」への愛ゆえの出来事であると捉えています。
主人公は「無意識」に、他の誰でもない「キミ」のスピードに重なったのです。そこに愛がある何よりの証です。
さらに根拠を示すのであれば、以下のフレーズが挙げられるでしょう。
キモチが不可能 可能にするの
だんだん知ったんだ
「A Little Love」より
直後にこのフレーズが来ていることを鑑みると、本来は不可能であった「大人の世界」への順応を愛が可能にした、と理解できそうです。
さて、この楽曲では主人公の不可能を可能にする「キモチ」として愛を描いていると考えられますが、その他の場合においても不可能を可能にするのはいつだって「キモチ」であると思うのです。
あなたにはいま「自分には不相応だ・不可能だ」って思っていることはありますか?
自分がやりたいことに繋がっているものがより望ましいです。
何か思いつきましたか。
それでは、それについてもう一つ質問させていただきます。
あなたはそれに向けてこれまで何か努力をしたことがありますか?
あなたに限らず多くの人はその努力をほとんどしていない・全くしていないのではないかと思うんです。
いつだって、自分には関係ない遠い世界の話だと思い込んで、「不可能」って単語を隠れ蓑にそれから目を背けているのです。
そうじゃないじゃん。
いいですの?向いてないことをいくら頑張ったって、ダメなものはダメですの。でも、やってもないのに、向いてないかどうかなんて分からないでしょ?
時間的な制限があったり、ファンタジーすぎたりしたら話は別ですが、多くの物事に「不可能」はありません。
「不可能」であると判断するか「可能」であるかの判断は、大抵の場合主観的な意見でしかないのです。
だから、いつだって「キモチ」は「不可能」を「可能」に変えるパワーがあるんです。
夏美さんからそんな哲学を受け取ったきな子さんがこのパートを歌っているのがアツすぎますね。なんならきななつのどちらも5yncri5e!に揃ってるの最高すぎる。
ラブライブ!離れした雰囲気を醸しつつも、ここぞと言うところでパンチラインを叩き込んでくる5yncri5e!の楽曲が大好きです。
何気ないいまの瞬間が最高
ループしてはまたループ
(Hello sunrise)
同じに見えてスペシャル
偶然に言葉がハモるたび
涙出るほど笑い合うたび
溢れてくる 幼くてもほら
キラキラキラキラ 愛だよ
「A Little Love」より
私がこの楽曲で一番好きなフレーズです。
我々が何気ない日だったと振り返るような日々には、本当は何気ないの一言で片付けるのはもったいないくらいの"素敵"が詰め込まれています。
全部全部「いましか見れない宝物」なのです。「同じに見えてスペシャル」なのです。
そんなたわいもない日常にも愛がある、たわいもない日常にこそキラキラ輝く愛があるとこの楽曲は歌います。
Liella!のライブが楽しみで仕方ないのは、Liella!に会えない日常で愛を積み重ねてきたからなんですよね。
このフレーズは、ラブライブ!の「いまが最高」の哲学をさらに日常単位まで掘り下げて我々に届けてくれているのです。
私がラブライブ!にこれほどまでに心を奪われた根源は「"やってみたい"の肯定」「いまが最高」というふたつの学びにあります。
そんな哲学の両方を詰め込んだ、ラブライブ!じゃないようでこの上なくラブライブ!な楽曲「A Little Love」が、私は最高に大好きです。