きらんのShooting Voice!!

ちょっと胸おどる素敵なこと なにかあるたび書きとめておくの。

Liella!の「みんなで叶える物語」

こんにちは。きらんです。

先日YouTubeにて公開された「Road to Twinkle Triangle」では、Liella! 5th LoveLive!における5人時代・9人時代の楽曲のリバイバルが示唆されましたね。

こうやってセトリ仄めかしてくれるのありがたいね。こっちとしても相応の準備ができるというものです。

というわけで、披露される可能性が高いであろう1期・2期のアニメ挿入歌12曲すべてについて記事を書くことにしました。今回の記事はその第6弾、取り上げる楽曲は「Starlight Prologue」です。

一緒に該当楽曲たちの素敵さを再確認し、5th LoveLive!への機運を高めてまいりましょう。よろしければ最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

①夢の色は変わりゆく

私が1期12話で最も好きなポイントは「みんなで叶える物語」の描き出し方にあります。

Liella!の1期生はそれぞれ自身の夢を、「私を叶える物語」を持っており、それを叶えるための手段としてスクールアイドルを、一応の場所としてLiella!を選び、ここまで駆けてきました。

これまでの挿入歌5曲は、それぞれその始まりのタイミング、ないしはそれが結ばれたタイミングに対応しています。「未来予報ハレルヤ!」と「私のSymphony」は澁谷かのんさんの。「Tiny Stars」は唐可可さん(と澁谷かのんさん)の。「常夏☆サンシャイン」は嵐千砂都さんの。「Wish Song」は葉月恋さんの。「ノンフィクション!!」は平安名すみれさんの。各々の「私を叶える物語」のテーマソングかのように挿入歌が登場しています。

だから、1期12話に至るまでの物語のメインテーマはずっと「私を叶える物語」だったんですよね。

でも、物語を通して、あくまで手段だったはずのスクールアイドルが、一応の場所であったはずのLiella!が、各々の中で大切になっていって。

そんなそれぞれの想いが結ばれて、12話でラブライブ!優勝に向かって決起することで彼女らなりの「みんなで叶える物語」が共有される物語の流れがめちゃくちゃ好きです。

「Starlight Prologue」はLiella!の「みんなで叶える物語」のPrologueなんですよね。

Looling for light

いま動き始めた僕らの物語

どんな奇跡だって起こすのさ

②「Starlight Prologue」が私たちに伝えたいコト

ラブライブ!シリーズは総じて面白いだけじゃない、なんらかのメッセージ性を伴った作品群であると言えます。”虹ヶ咲”を除くシリーズの主人公グループはスクールアイドルの全国大会である「ラブライブ!」という夢の舞台を目指しますが、限られた時間の中で目標に向けて努力を重ねる彼女らの在り方からは、いつだって私たちが夢に向き合っていくためのヒントを受け取ることができます。

※補足いたしますと、ここでは除外した「虹ヶ咲」においても、ラブライブ!への出場とは違った形で私たちにメッセージが届けられており、「作品からの学び」を求める人にとって一見の価値ある作品であると断言できます。

そんな中でも、私はラブライブ!スーパースター!!を「シリーズ中でも特にメッセージ性が強い作品」であると評価しています

その根拠は”「私を叶える物語」という登場人物一人一人の夢に寄り添った概念を軸に据えた物語であること”、そして”登場人物の挫折・迷いによる成長が高頻度で描かれる作品であること”です。

前者については説明不要だと思うので置いといて、後者について語ると、挫折・迷いは夢を追いかけるうえでどうしても付きまとうものです。それに作品なりの回答を付随させることは、それを受け取った我々が同じ事態に直面した際の選択肢を増やすことに直結します。ゆえにその機会が多ければ多いほど、こちらの受け取れるメッセージの総量も増えていくと言えます。

Liella!の「みんなで叶える物語」の始まりの楽曲である「Starlight Prologue」にも、きっと私たちが夢を追いかけるうえで学ぶことのできるメッセージが詰まっているはずです。

それでは、この話数を通じて、そして「Starlight Prologue」を通じて、ラブライブ!スーパースター!!という作品が我々に届けんとしているメッセージは一体何なのでしょうか。

出会いがくれた大きな勇気

様々な回答が考えられる命題ではありますが、私はこのフレーズが一番本質に近いのかな、と考えています。

Liella!の各メンバーは、それぞれの「私を叶える物語」を叶える、その手段としてスクールアイドルを選択していきますが、それを通じての出来事は彼女らの「私を叶える物語」に大きく影響していくこととなります。

スクールアイドルを始めるまでは、彼女らは各々性質は違えど孤独でありました。かのんさんは他者の介入による改善が限りなく難しい問題であるイップスを抱え、可可さんは単身上海からやってきたばかり、千砂都さんは大切な人の隣に立つためにあえて独りで困難を乗り越えんとし、すみれさんはその夢を叶える最短経路と信じて一人スカウトを待ち、恋さんは母の死によってかけられた心の南京錠ゆえに「結び」を拒み。そんな孤独は、彼女たちを「私を叶える物語」の危機に追いやっていきました。

彼女らが12話に至るまでそれぞれの「私を叶える物語」をある程度達成するに至れたのは、きっと隣で一緒に走ってくれる仲間が、Liella!がいたから。その歓びが、このフレーズには強く刻まれていると思うんです。

だから、もしあなたが夢や目標に悩むことがあるなら、一緒に努力できる人、手を差し伸べてくれる人との出会いを大切に前に歩んでいくべきです。

夢を一人だけの力で叶えようとするのは、逞しくも苦しいことだと思うのです。途中で心が折れてしまったり、壊れてしまったりしたら元も子もありません。

だから、素敵な出会いを大切に。もしかしたら、あなたが夢を叶える勇気をくれるような運命の人は、すぐそばに隠れているかもしれませんよ。

③5th LoveLive!で「Starlight Prologue」に期待したいコト

最後に、5th LoveLive!で「Starlight Prologue」が披露されるとしたら期待したいコトを、ここまでの文脈を参考につらつらと書き連ねて記事を締めたいと思います。

「Road to Twinkle Triangle」では様々な楽曲の披露の可能性について言及がなされましたが、「Starlight Prologue」に関しては特に触れられることはありませんでした。

しかしながら、5th LoveLive!は過去一レベルでどんな楽曲が飛び出すかわからない宝石箱。披露されることを念頭に置き、どのような演出が見たいかを妄想してまいります。

私は、仮に「Starlight Prologue」が披露されるとしたら、1期生5人での披露を望みます

だって「私を叶える物語」の手段として1期生がLiella!という場所を選んで、それが「みんなで叶える物語」に結ばれていった楽曲こそが「Starlight Prologue」なのですから。この部分について、2期生に共通する一般性は見出せません。3期生はまだわからないけどね。

でも、同時に「9人/11人で披露されるStarlight Prologue」にも意味は存在すると考えていますし、私は欲張りながらにそれもまた見たいな、と思ってしまうわけです。

その意味ってなんだよって話ですね。具体的にはこれです。

2期生は自身が目指したいステージのカタチとして「Starlight Prologue」を挙げています。ラブライブ!優勝経験を経て、1期生に真に追いついた2期生が、目指していた煌めきを再現する。それってめちゃくちゃ素敵じゃないですか?

 

「Starlight Prologue」の5人以外での披露に懐疑的な人って結構いると思います。実際SNSのタイムラインでいくらか見てきましたし、投稿として表出せずともそう思っている層は少なくないでしょう。

私だってちょっとはそうです。少なからず、そう思っているあなたに寄り添えるつもりです。

でも、そういう楽曲だからこそ、9人や11人での披露の意味を考えることってすごく大事なことだと思うんですよね。

Liella!はどういう形であれ、いつだって私たちの想像を超えてきます。前情報に一通り触れてみた感じ、来たる5th LoveLive!の舞台ではおそらくそれが顕著です。

それを肯定的に捉えてときめくか、否定的に捉えて絶望するかはなべて我々の判断に委ねられますが、私は何事も肯定的に捉えられた方がコンテンツを追いかけるうえで楽しんじゃないかなと思うんですよね。

それってぶっちゃけ言うほど簡単じゃないです。この記事に記しているみたいに、肯定するために必要なパーツ集めが肝要なわけですから。

でもそれが夢の舞台のさらなる楽しみに寄与してくれるとしたらどうですか。多分、解釈違いに苦しむよりよほど建設的で幸福ですよね。

だから、一緒にすべてを「楽しい」で受け取る顔つき作っていきませんか?

こんなメッセージが届くべき人に届くことを願って、この記事は締めたいと思います。