きらんのShooting Voice!!

ちょっと胸おどる素敵なこと なにかあるたび書きとめておくの。

鬼塚夏美に斬られた話。~THE WHITEPAPER OF ONINUTS~

こんにちは。きらんです。

最近ブログを更新しすぎて、そろそろ掴みの挨拶が思いつかなくなってきました。ピンチ。

別に挨拶なんていらねえよ!はよ本題入れハゲタコ!って方が多数派だと思うのですが、ここのスペースがあることでギリギリ私の記事はアイデンティティを保ってると思っているので、なんとか話題を見つけ出していきたいところです。

とりあえず今回は適当な写真を投げてお茶を濁したいと思います。

かわいいね。

 

さて、本題に入っていきたいと思います(強引)。ラブライブ!スーパースター!!2期6話「DEKKAIDOW!」がヤバすぎたのでその記事です。

鬼塚夏美推しなので、多分ほとんど鬼塚夏美のことしか話してません。ご了承ください。

見つけたかも...私の...夢!

うーん、負けで。

①鬼塚夏美の夢

『わたしのゆめは将来オリンピックで金メダルをとること!』

幼き日の鬼塚夏美さんは、夢見がちな女の子。希望に満ち溢れた目で素敵な夢を語る彼女の姿は大変眩しく映ります。でも。

それにはいつも結果が伴わない。人より身体能力は低い。地頭もよろしくない。スタイルにも恵まれない。

どれもいわゆる「個性」というやつで、当人がどのように人生を選択してきたかに基づかない先天的な特徴。

努力で多少改善はなされるかもしれませんが、もともと人より初期パラメータが低いわけですから、それを挽回して崇高な目標に手を伸ばせるかと言われたらそれは難しい。

そもそも、作中で回想されたあの結果たちは、努力した末の産物であると思うのです。

あっけらかんとして動じなさそうなあの鬼塚夏美が、15点の答案を前に、これほどまでにも悲しげな背中を見せている。

夢に向かって真剣に努力を積み重ねたからこそ、その末の現実を嘆いているのではないかと思うのです。

2期5話で露呈した彼女の「マニー稼ぎ」への執念も、ひとつ「目的への努力の姿勢」を表したものだったのでしょう。

テーマがマニーだったからその在り方はあくどく映りましたが、もしこれが綺麗な夢であったなら。

夢を叶えるために、泥臭くも真剣に努力する彼女の姿は、美談として語られていたのではないでしょうか。

身長なんてもう完全に当人の努力ではどうにもならないところなわけで。「夢を叶える」その経緯に重きが置かれた物語で、「絶対に叶わない夢もある」という現実をひけらかしてくる残酷さ。

なんども本気で夢を見て、そのたびに打ちひしがれて。最終的に彼女が行き着いた結論は「私は夢を見てはいけない人である」というものでした。

私はこれまでたくさんの夢をみてきて何も叶わないって分かったんですの。
かのん先輩のような夢をみていい人とは違うんですの。

そんな彼女の前に突如現れたかのんは、彼女をスクールアイドルに誘います。

なぜなら、彼女に夢を見させてあげたいから。彼女と一緒に、夢を見たいから。

Liella!メンバーで唯一「夢が破れた」経験のある彼女は、その痛み・苦しみを理解しているのです。それと同時に、新たに夢を見つける大切さも。仲間と一緒に夢を追いかける喜びも。

私もいろいろ挫折してきたよ。結ヶ丘の音楽科に入るって夢を持ってたけど、それは失敗しちゃって...。
でも、可可ちゃんやみんなが教えてくれた。みんなとなら、頑張れるよって!

かのんさんは、手を差し伸べる。夏美さんは、その手を取る。それを祝福するかのように、色とりどりのラインが引かれるラベンダー畑。

まるで虹のような9色のラインのど真ん中で派手派手に輝くのは────鮮やかなピンク色。鬼塚夏美さんの夢の色、オニナッツピンクなのでした。

 

う~~~~~ん神!w

100点満点中3000兆点。鬼塚夏美、お前が一番だ。

初見は状況把握で精一杯がちなのもあり、普段は冷静に見つめていることが多いんですけれども、今回ばかりは涙ドバドバで脱水症状起こすかと思いました。

ラブライブ!シリーズの全話で一番好きな話になりました。本当に、ありがとう。

②鬼塚夏美とマニー

2期6話のあらすじを振り返ったところで、鬼塚夏美さんのマニーとの向き合い方について深掘りしてみようと思います。

・なぜ「マニー」だったのか

まず、夏美さんがマニー稼ぎに傾倒した理由の考察から。

幼き日の彼女が夢として語っていたものを改めて確認してみましょう。

「金メダリスト」「ノーベル賞を取れるような科学者」「世界を駆け回るモデル」

これらの三つの夢、何か共通点あると思いますか?少なくとも私は「なれたらすごい」くらいしか思いつきません。

夢に共通点がほとんどない。これって実は彼女の目的が最終的にマニーとなったことに強く関与していると思うんですよね。

「夢」と一概に言えど、その内容はいくつかに類型できると考えております。「好きを突き詰めたい」も夢だし、「高い社会的地位を獲得したい」も夢なのです。

もし突き詰めたい「好き」があるなら、夢に挫けても、難易度を下げた新たな目標が設定されるだけで、その方向性自体はぶれないと思うんですよね。

ラブライブ!サンシャイン!!にて、Aqoursを応援してくれる人が0人だったことを知らされた千歌さんが、「0から1へ」という目標を掲げたように。

また、同様に「好き」があれば、夢が叶っても、今度は難易度を上げた新たな夢が設定され、ひたすら「好き」磨きに励むこととなるでしょう。

ラブライブで優勝を果たしたSunny Passionが、新たな夢として連覇を掲げたように。

突き詰めたい「好き」を持っている人にとって、「好き」は夢の共通点になるのです。

「夢に共通点がない」ということは、それらの夢に特定の「好き」が関与していないことを意味します。鬼塚夏美さんは、突き詰めたくなるほどの「好き」を持たない少女だったのです。

「好き」のなかった彼女の夢は、自然と「高い社会的地位の獲得」、平たい言い方をすれば「すごい人になりたい」という方向をぼんやりと向くことになります。

一般的に社会的地位って高ければ高いほど収入も多いもん。社会的地位の高さと所持マニーの量は比例している場合が多いです。

なので、数々の夢に破れてきた夏美さんは、「せめてマニーだけでも」と思ったのではないでしょうか。自分が高い社会的地位を得ることはできないから、せめて彼らの権威の象徴であるマニーを全力で稼いで、彼らに近づいてやろう、と。

・際限ない目的、マニー稼ぎ

2期6話を受けて、友人が呈した次のような疑問がありました。

「では鬼塚は何故”稼ぐこと”の手段を動画配信にしたのか」

いやこれめっちゃ興味深い質問だな~と感じたの。私なりの考察をもって回答させていただきたいなと思います。

まず、夏美さんの目的って「マニーを稼ぐこと」なわけです。

マニーを稼ぐくらいしか...ないんですの。

では、「マニーを稼ぐ」という目的ってどうやったら達成できると思いますか?

...お気づきでしょうか。この目的、実は終わりがありません。目標金額があるなら話は別ですが、現時点でそんな描写はありません。

鬼塚夏美さんって、実は終着点が存在しない目的のために毎日死ぬほど働いてるんですよ。普通の人だったら途中で「もういいや!」って投げ出すとこ。

でも、夏美さんは目的に向かってそれはそれは真摯にがんばれる子なんです。常に自分に妥協を許さず、ひたすらに努力を続けることができる子。

だから、時間を売ってマニーを稼ぐ行為(ここでは「労働」と定義します)だけではなく、隙間時間でマニーを稼ぐことができるあらゆる方法を実践し続けた。その一つが動画配信なのではないでしょうか。

物語の中で動画配信にスポットが当てられることが多かったのは、労働をしていないからではなくて、舞台である結女などに滞在している間でも稼げる手段、要するにネタさえあれば場所やタイミングを問わないマニー稼ぎの手段が動画配信だったから。私はこう考えます。

③鬼塚夏美は夢があればマニーは要らないのか

最後にひとつ、持論をぶちまけてこの記事を締めたいと思います。議題は見出しの通り。

早速ですが結論から。私の考えは「NO」です。

鬼塚夏美さんがマニーに固執する理由について、もう一発くらい爆弾用意されてると思います!!!はい!!!

つらつらと根拠を書き並べていきたいと思います。あとちょっとだけお付き合いお願いいたします。

・根拠1:スクールアイドルになっても...

あ!今、とってもいいアイディアが降りてきましたの!
ライブ前にオリジナルスムージーを飲みながら生配信すれば、ライブもスムージーもアピールできますの!
それにマニーの匂いも致しますし......一石三鳥ですの♪
スクフェス 鬼塚夏美サイドストーリー 「ライブでアピール」より)

これはスクフェスのサイドストーリーのワンシーン。2期6話を終わった後に改めてこの台詞を読むと、どこか違和感がありませんか?

マニーを稼ぐ理由が「マニーを稼ぐ以外にない」だけなら、スクールアイドルという夢を見つけた彼女はマニー稼ぎをやめてもいいはずです。しかし、この台詞を見る限り、彼女はスクールアイドルになったのちもマニー稼ぎを続けているんです。

動画配信はマニー稼ぎの延長線上で趣味になったと考えることもできますが、マニー稼ぎ自体についてはどうでしょうか。

あれだけ必死にマニー稼ぎをしていたのですから、普通に考えたら相当な額のマニーが貯まっているはず。少なくとも、常にマニーのことを考えている必要はないくらいには。

それでもマニー稼ぎにいそしむ必要がある事情が、稼いでも稼いでもマニーが足りない事情があるのではないかと勘繰ってしまいます。

・根拠2:納豆好き

彼女のプロフィールに好物として表記されているのは納豆。これ自体は別に変なことではないと思います。意外ではあるけど。

ですが、問題はLoveLive!Daysに記されていたこの供述。

Q.好きな食べ物とその理由は?
A.納豆ですけど、それが何か?好きな理由は......そう、美容にいいから、あえて食べてるんですの!子どもの頃から毎日食卓に並んでいて欠かせない存在とかでは全然ないですの。
(LoveLive!Days Vol.28より)

怪しい匂いがムンムンするが?いや、納豆の臭いじゃなくて。

意味もないのに「子どもの頃から毎日食卓に並んでいて欠かせない存在とかでは全然ない」とか言います?俺が鬼塚夏美に弄ばれてるだけ???

納豆は言わずと知れた庶民の味方。つまり彼女の実家も毎日納豆しか出せないような...え、そういうことなんじゃないの?

・根拠3:鬼塚商店

古商店の看板を上書きする「(株)オニナッツ」。いやさすがにこんなん用意しといてなんもないとかある???

もういいよ!!!俺も彼女に幸せであってほしいし「こんだけ伏線張り巡らせてましたがぜ~んぶハッタリでしたwww」でもいいよ!!!でもなんか一言くらい解説くれてもいいじゃん!!!ソワソワしてしゃーないわ!!!

 

はい、勢いでベラベラ語らせていただきましたがこんな感じです。

や、鬼塚夏美という女、ほんとにわからん。今後そのミステリアスな内面のヒントが作中で現れることを期待します。

◎おわりに。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。や、2期6話、マジで最高だったよな、、、

もともと大好きだった鬼塚夏美さんがさらに大好きになれる回で、推してる身としても大満足です。ただ、同時に謎が深まった部分もあり、まだまだ彼女から目が離せないな~と感じております。

ともあれ、今後はLiella!の一員として活動していく彼女を、精一杯応援していきたいと思うわけです。

 

夏美さん、改めてLiella!加入おめでとう!素敵な君に、出逢えてよかった!

 

それでは今回の記事はこのへんで。また機会があればお会いしましょう!