きらんのShooting Voice!!

ちょっと胸おどる素敵なこと なにかあるたび書きとめておくの。

イマだからこそ「始まり」を想う。【Liella!デビュー1周年タグ企画】

こんにちは。きらんです。

桜の便りも聞かれるようになりましたね。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、わたくしきらんは縁あって生春さん・ぎぬま*さん主催の合同タグ企画に参加させていただく運びとなりました。

 

今回の記事は2日連続タグ企画の1日目「Liella!デビュー1周年タグ企画 #ちっぽけな昨日までの私じゃない」のために執筆させていただいたものになります。

「昨年4月のデビューから1年間を駆け抜けて、2期から学年が上がるLiella!との思い出や感謝を語るタグ企画」とのこと。What a Wonderful KIKAKU!!

この記事を読んでくださっている皆様も、「#ちっぽけな昨日までの私じゃないを添えて、Liella!への1年間の感謝をカタチにされてみてはいかがですか?

 

 

①イマだからこそ始まりを想う。

先ずは少々早いですが、Liella!さんデビュー1周年おめでとうございます!!!

「あっという間だったなあ」といった感慨深さと同時に「あれ?まだ1年しか経ってないの?」なんて思いもあり、なんだか不思議な気持ちです。

私にとってラブライブ!スーパースター!!は、その誕生の瞬間から応援することができる初めてのシリーズでした。

Liella!の5人やプロジェクトが大きく成長していく姿をリアルタイムで追いかけることができるのがとても新鮮で、多くの学びを得ることができた1年間となりました。

これからも、ラブライブ!スーパースター!!を、Liella!を全力で応援していきたいなと思います!!!!!

 

さて、本題に入っていきたいと思います。

今回の記事は「始まりは君の空」について。

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「始まりは君の空」という曲は、「Liella!のファーストステップ」でありながら、「進化していくLiella!の象徴」でもあると思っているんですよね。

リリースイベントや1st LoveLive! Tour、2nd LoveLive!など、多くの場面で披露されているこの楽曲。

回数を重ねるたびに強く、美しくなるそのパフォーマンスは、Liella!の5人の大幅な成長を如実に示す指標としての側面もあるように感じます。

一方で、私はLiella!の物語が進むと同時にその楽曲の内容も進化しているように感じているんですよね。

楽曲の内容が進化するって変ですね。要するに、すごく解像度が上がっているな、ということです。

解像度を上げているものはアニメのストーリーやつながりがある他楽曲のリリース。

これらを踏まえて考えることで、初見の際にはぼやけてはっきりしなかった歌詞の景色が見えてくるようになったというか。

この1年間シリーズを応援して手に入れたパズルのピースが「始まりは君の空」という図面に当てはまっていくような感覚がしています。

それゆえに「始まりは君の空」をイマの視座から見つめなおすことは、間接的にLiella!がこの1年で紡いできた物語を振り返ることにつながるのではと思うのです。

今回の記事は「始まりは君の空」というフレーズの解釈を通して楽曲理解を深めつつ、これまでLiella!が描いてきた軌跡を辿っていく、そんな内容にできたらなと思います。

私の1年間の推し活の集大成となる記事です。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

②「始まりは君の空」

☆パズルのピース1:Liella!の作詞者は?

まず「君」とは誰なのか、ということを考えていきたいと思います。

「君」という存在は、前提として「私」がいないとありえませんね。

それでは「私」とは誰か。私は、作詞者の澁谷かのんさんであると思っています。

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この「私」=「澁谷かのんさんという解釈は、この曲がリリースされた当時にはない視座でした。アニメのストーリーの中ではじめて作詞者が澁谷かのんさんであることがわかったからです。

それ以前は「私」=「Liella!の5人という解釈が一般的というか、それ以外考えようがなかったんですよね。

「私」としての澁谷かのんさんLiella!の5人の違いはあくまでニュアンス的なものです。

なぜなら「私」=「澁谷かのんさんだと仮定しても、おそらくLiella!の他メンバーがその詞に共感することができたからこの形の「始まりは君の空」が世に出た、と考えられるからです。

それでもあえて「私」=「澁谷かのんさんと設定することには一応メリットがありまして。

まず一つは、2番で現れる「僕」という一人称単数の中身が自動的に澁谷かのんさんに設定され、表現上の違和感がなくなること。

さらには、この先の歌詞を解釈していくにあたり「あくまで澁谷かのんさんがつくった曲」であることを念頭に置くことですんなりと理解できる場面があること。

これらについてはおいおい説明していくとして、今重要なのは3つ目。

「始まりは君の空」「君」という単語の範囲に「Liella!のメンバー」が含まれるようになることです。

当然「君」「私」は同じ人物であってはなりません。

仮に「私」=「Liella!の5人とすると、Liella!の5人「君」にはなれませんね。

ですが、「私」=「澁谷かのんさんとすると、澁谷かのんさん以外のLiella!の4人「君」と設定することができます。

始まりは君の空
空に描くのは どんな どんな夢か教えて
星に願うまえに 語りあってみようよ
トキメキを分かちあいたいよ

こちらの歌詞をご覧ください。

「君」の範囲にLiella!のメンバーを含まない、つまり「私」=「Liella!の5人としましょう。

「君」の対象は「この楽曲の受け手である我々」となるわけですが、そうすると「夢を教え」る、「語りあ」うなど、「私」「君」との間での交信を有する動詞についてどうしても解像度が低くなってしまいますよね。

だって直接Liella!と交信できる機会なんて限られてるんだもん。

そこで、「私」=「澁谷かのんさん「君」=「澁谷かのんさん以外のLiella!の4人とするとどうでしょう。彼女らが語らって結束を深めていく姿が容易に想像できますね!

それゆえに、私は「始まりは君の空」「君」澁谷かのんさん以外のLiella!の4人と解釈していきたいと思います。

ただ、澁谷かのんさん以外のLiella!の4人というながったるいワードを乱用するのはちょっとアレなので、便宜上私たちという単語で代用させていただきますね。

ここでの私たちは二人称複数の代名詞で、「私」=「澁谷かのんさんを含まないという点だけご理解いただければと思います。

☆パズルのピース2:「青空を待ってる」

次にについて。

ここでのって単語、あまりにも抽象的すぎませんか?

だって、って個人が所有できるものではないじゃないですか。なのに「君の空」て。

「君」が何かの国を指している単語であれば領空的な意味で理解できるけど、そうすると文脈がぶっ壊れるしそもそもそんなわけないんだよなあ...

ですが、最近リリースされたとある曲のおかげでひとつの考えを持つことができるようになりました。

その楽曲は「青空を待ってる」

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空がかなしげに泣く日
弱虫になるよ 昔からそう
君はいつだって笑って
青空見えるまで傍にいてくれた

この楽曲の歌詞では、空模様とかのんの心情がかなりリンクしているんですよね。

もしかしたら、澁谷かのんさん視点ではこころを表す単語なのではないか?

そんな仮説を立てて様々な曲の歌詞を漁ってみた結果、

そうさ!
青空をぎゅっと握りしめたんだ
いまにも届きそうで心キラララ

(心キラララ)

泣き出しそうな空のあの雲
君がふっと吹きとばした時
考えるよりやってみる方が
もっと大事!そう気づけたんだ

(トゥ トゥ トゥ!)

風船がにうたれてころがる
どこへ向かうか 分からないままで
だけど大空を夢みてるよ
君の笑顔がきらめいてゆれるから

(GOING UP)

歌があればなんでも
できるさ よっしゃ!
(胸いっぱいに)
響かせるハレルヤ

(未来予報ハレルヤ!)

空模様と心情がリンクしている歌詞がたくさんヒットしました。

興味深いのは、ヒットした大半の曲は、何らかの形で澁谷かのんさんが出しゃばっているということ。

ソロ曲だったり、グループ曲だけどライブでソロで披露されてたり、かのんが活躍する話の挿入歌だったり。

どうやら心情を空模様になぞらえる表現技法は、Liella!の中でも澁谷かのんさんに特有の表現であるようです。

ですが、パズルのピース2にて「私」=「澁谷かのんさんと当てはめたことで、「始まりは君の空」でこの表現が使われていても違和感はありませんね。

この仮説はある程度論理的裏付けのあるものとして取り扱ってもよさそうです。

☆パズルのピース3:「まだ名もないキモチ」

「空」=「こころという解釈をさせていただきましたが、少し範囲が広すぎますね。

このまま「始まりは君の空」を訳そうとすると意味が漠然としてしまいそうですので、ここでのこころの中身、その具体的な感情を読み解いていきたいところです。

その重要なヒントとなりそうなキーワード「まだ名もないキモチ」を解釈していきたいと思います。

なにか目覚めそうだよ
まだ名もないキモチ
違う明日を見たがってる

動きだしたくなったら
あとは勇気ときっかけ
ほら一歩目を一緒に飛ぼうよ

「始まりは君の空」の冒頭部分です。

短い一節の中に「始まり」を予感させるフレーズがこれでもかと詰め込まれていますが、なかでも「まだ名もないキモチ」が存在感を放っていますね。

何が印象的って、基本的に明瞭な歌詞が多い「始まりは君の空」の中で群を抜いて抽象的なんですよね。

ただ、そのキモチは、当事者を「動き出したく」させるほどアツくて衝動的なものであるようですね。

このフレーズを読み解くヒントは、アニメ1期1話「#1 まだ名もないキモチ」にありました。

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問題のフレーズがそのままタイトルに使用されていますね。このお話の中で「まだ名もないキモチ」のなんたるかが示されているとみてよさそうです。

1話は、主人公の澁谷かのんさんにスポットライトが当てられたお話。

「受験の失敗を経て蓋をしていた”歌が好き”という想いに、スクールアイドルとの出会いを経て再び向き合っていく」といった内容でした。

そんな1話を象徴するセリフがこちら。

 

「やっぱり私、歌が好きだ!!!!!」

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そんなかのんさんの熱い想いが込められた挿入歌「未来予報ハレルヤ!」には、次のような歌詞があります。

大好きなキモチにもう

嘘はつけない

「まだ名もないキモチ」=「大好きなキモチ」。私はこの歌詞をそう受け取りました。

 

ちょっと話が逸れましたが、「空に描くのは どんなどんな夢か教えて」という歌詞について分析し、「始まりは君の空」に結論を出していきたいと思います。

」=「こころに描いているのは「夢」であるようですね。

ここでの「夢」は、先程も述べたようにメンバーによってバラバラ。

そして、それぞれのメンバーはその「夢」「私を叶える物語」の最終目標に据えており、その夢の達成に並々ならぬ思いを抱いています。

この「夢」に対する並々ならぬ思いの正体がここでのこころであり「空」であるわけです。

私は、その答えは大好きなキモチなのではないかと考えます。

大好きなキモチ(←まだ名もないキモチ)」って「私を叶える物語」のプレイヤーにとって最大のモチベーションとなる感情だと思うんです。

「未来予報ハレルヤ!」はあくまでかのんさんの心情を表した曲、という認識になりがちですが、可可さんもスクールアイドルが大好きで、千砂都さんもかのんさんが大好きで、すみれさんもスポットライトが大好きで、恋さんも母が遺してくれた学校が大好きなんですよね。

「未来予報ハレルヤ!」がかのんソロやクーカーではなくLiella!の曲として披露されたことには、そういった意味合いもあるのではないでしょうか。

 

長々と語ってきましたが、ここらで私が思う「始まりは君の空」の意味をまとめさせていただきます。

ここまでの内容をまとめると、

「君」=「私たち(澁谷かのんさん以外のLiella!の4人)

」=「こころ」=「大好きなキモチ

ということになります。

これらの単語を「始まりは君の空」に当てはめると、「始まりは私たちの大好きなキモチ」。

つまり、「始まりは君の空」は「”私を叶える物語”の協同体」というLiella!の在り方をインプレッシブに示した言葉であるのではないでしょうか。

 

③あとがき。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

や、はじめて楽曲解釈記事に挑戦したのですがめちゃくちゃ難しいですね...

客観的に見て論理の飛躍とかこじつけがましいところとかないか心配で仕方ありません。場数を踏んでこういう形式の文章にも慣れていきたいものです。

 

大前提ではありますが、この記事での解釈の内容は一個人の妄想に過ぎません。

同じコンテンツを応援して受け取ったパズルのピースだとしても、人によってそのカタチや大きさは全然違うもの。

この記事の内容は「こういう考えもあるのか~」程度で流していただければ嬉しいです!

 

最後になりますが、改めてLiella!の皆様デビュー1周年おめでとうございます。

今後の活動で貴女たちがどのようなStarlinesを描いていくのかとても楽しみです!

これからもずっと応援しています!!!!!